東京にいながら世界一周!? おいしいものめぐり

昭文社の「東京にいながら世界一周!? おいしいものめぐり」を拝読して、世界各国の料理食べ歩きを始めました。コロナの影響で海外旅行に行けない皆様の、一服の清涼剤になれれば幸いです。

XIRINGUITO Escriba(チリンギート エスクリバ)【スペイン料理】

第11回目は、渋谷区渋谷にある「XIRINGUITO Escriba」さんに行ってきました。


頼んだコースは「【DINNERコース】選べるパエリアやイベリコハム、選べるデザートなど全8皿」5,000円(サービス料・消費税込み)です。
一休で予約しました。


コース内容は次の通りです。


■“エアバッグ”イベリコハム
■チリンギートサラダ
■本日の鮮魚のセビーチェ
■ムール貝の白ワイン蒸し
■キビナゴ&カラマリのフライ
■パタータスブラバス
■お好きなパエリアまたはフィデウア
 ・本日のパエリア(季節によってプラス料金あり)
 ・イカスミ(一人+330円)
 ・バレンシア 
  ※チキンベースのパエリア
 ・海の幸、山の幸ミックスパエリア(一人+550円 )  
 ・エスクリバ(一人+660円)
  ※海老の出汁を使ったパエリア
■お好きなデザート
 ・クレマカタラーナ
 ・バスク風チーズケーキ
 ・本日のアイス
■コーヒーまたは紅茶


ワインは「オリヴァレス・ティント」というスペイン産の赤ワインを頼みました。




“エアバッグ”イベリコハム


まず、1つ目の前菜として、“エアバッグ”イベリコハムが出されました。
エアバッグに見立てたクリスピーなパンの上に、スペイン産 イベリコ豚の生ハムがたっぷりと載せられています。パンを崩しながら、生ハムと一緒にいただきました。


生ハムが本格的で大変美味しかったです。ほんのり燻製の香りがして、赤ワインともサクサクしたパンともよく合いました。


チリンギートサラダ


2つ目の前菜として、チリンギートサラダが出されました。
カッテージチース、クルミ、葡萄、レタスの入ったサラダで、ドレッシングの酸味とチーズのコクがよくマッチしていました。野菜がたくさん食べられて嬉しかったです。


本日の鮮魚のセビーチェ


3つ目の前菜として、本日の鮮魚のセビーチェが出されました。
セビーチェとは魚介類のマリネのことだそうです。魚介類は日によって違うみたいですが、本日はカツオを使用していました。


玉ねぎとレモンとオリーブオイルがカツオの生臭さを打ち消していて、さっぱりとしてとても美味しかったです。


ムール貝の白ワイン蒸し


4つ目の前菜として、ムール貝の白ワイン蒸しが出されました。
大きなムール貝を殻ごと白ワイン蒸ししたもので、熱々の貝の汁がとても美味でした。レモンを絞っていただくと、いくらでも食べたくなる美味しさでした。


キビナゴ&カラマリのフライ


5つ目の前菜として、キビナゴ&カラマリのフライが出されました。
カラマリとはイカリングのことだそうです。セモリナ粉を使いた生地で、キビナゴとイカをカラッと揚げてありました。


添えられている2種類のソース(1つはトマト味、1つはマヨネーズ味)がとても美味しくて、スナックのようにぱくぱくとキビナゴとイカを食べてしまいました。
赤ワインとの相性もとても良かったです。


パタータスブラバス


6つ目の前菜として、パタータスブラバスが出されました。
パタータスブラバスとは、ブラバスソースをかけたフライドポテトのことだそうです。フライドポテトといってもよくある細長い形ではなく、小さめのじゃがいもをいくつかに切ったものをじっくりと揚げてありました。


ソースは、ブラバスソースとアリオリソースの2種類がかかっていました。
ブラバスソースはトマトやパプリカなどの赤い野菜をベースにしたソースで、ピリ辛仕立てでした。アリオリソース(にんにくマヨネーズ)はガーリックが効いており、濃厚でポテトとよく合いました。
ほくほくしたポテトをソースにつけていただくと、いくらでも赤ワインが進みました。


パエリア(エスクリバ)


パエリアはエスクリバ(海老の出汁を使ったパエリア)を選びました。
2人用のテーブルがいっぱいになるぐらいの、大きな鉄製の平鍋で運ばれてきました。
具材は、エビ、ムール貝、アサリ、白身魚、パプリカなどです。鉄鍋を傷つけないように木のスプーンでいただきました。


パエリアにはエビなどの魚介類から出た出汁がたっぷりと浸み込んでいて、とても美味しかったです。濃厚な魚介類の旨味を味わいながら赤ワインをいただくと、至福の境地でした。
しっとりした鍋中央部のパエリアも、カリカリした鍋周りのパエリアも、どちらも美味でした。赤ワインを飲みながら、米粒一粒まで、木のスプーンで削っていただきました。


デザート(バスク風チーズケーキ)


コーヒー


デザートはバスク風チーズケーキを選びました。
濃厚でしっとりとしたチーズケーキで、熱いコーヒーと一緒にいただくと、チーズの甘さが身体に沁みわたりました。添えられたブルーベリーソースにつけても、とても美味しかったです。
コース料理の締めくくりに最適なデザートでした。


お会計はコース2人前とワイン一本で約15,000円でした。
お店は渋谷駅に直結したビルの中にあり、渡り廊下で行けるのでとても便利でした。
パエリアを大きな鉄鍋で作っているところも見ることができるので、視覚的にも楽しかったです。


前菜はすべて美味しかったのですが、やはりパエリアが絶品でした。
ほかほかの日本のご飯も大好きですが、魚介類のエキスが浸み込んだほくほくカリカリのパエリアもとても美味しいです。
他にも色々な種類のパエリアがあるようなので、またパエリアをいただきに再訪したいと思いました。


美味しかったです。
ごちそうさまでした!!