東京にいながら世界一周!? おいしいものめぐり

昭文社の「東京にいながら世界一周!? おいしいものめぐり」を拝読して、世界各国の料理食べ歩きを始めました。コロナの影響で海外旅行に行けない皆様の、一服の清涼剤になれれば幸いです。

東京スイスイン【スイス料理】

第9回目は、港区東麻布にある「東京スイスイン」さんに行ってきました。


頼んだコースはAコース6,500円(サービス料・消費税別)です。

お店に電話して直接予約しました。


コース内容は次のとおりです。


前菜

①生ハムメロン / Melon et jambon Cru

②熱いチーズのタルト / Ramequin au Fromage

③スイスインスペシャルサラダ / Swiss Inn Special Salad

ラクレットチーズ / Raclette

チーズフォンデュ / Fondue au Gruyere

デザート / Dessert

コーヒー または 紅茶


ワインは「シャトーヌフ・デュ・パフ“シャトーモンルドン”」をいただきました。


生ハムメロン


甘いメロンにスイス産の生ハム。相性ぴったりでとても美味しかったです。

生ハムの塩気とメロンの甘さが口の中で相まって、いつまでも味わっていたい組み合わせでした。


チーズタルト



これは本当に絶品でした!

カリッと焼けた表面をナイフとフォークで割ると、中から熱々のチーズタルトがとろりと現れます。

甘くて滑らかなチーズタルトを口に入れると、チーズの濃厚な旨みとタルト生地の香ばしさが口いっぱいに広がりました。


チーズタルトと「シャトーヌフ・デュ・パフ」を合わせると、チーズのまろやかさが赤ワインの重厚さとよく調和して、恍惚となる美味しさでした。


シャトーヌフ・デュ・パフ


「シャトーヌフ・デュ・パフ」は私の大好きな赤ワインです。

赤ワインの中では1番好きかもしれません。

重厚なのに温かいテロワール。黒ブドウを感じさせるふくよかな香り。ワインを飲み慣れていない頃に初めて飲みましたが、最初からこれは美味しいと感じました。

今回、様々なチーズ料理と合わせることができて、本当に幸せでした。


スイスインスペシャルサラダ


サラダのドレッシングにはワインビネガーが使われており、さっぱりしていて良い口直しになりました。

薄切りした生のマッシュルームが入っており、サクサクして美味しかったです。

ボリュームもあり、お野菜をたっぷりいただくことができました。


ラクレットチーズ



ラクレットチーズは、一人ひとり専用の機械で温めた後、とろとろ熱々の状態でお皿にナイフで削り取っていただけます。


大きなラクレットチーズが機械の熱源で温められると、濃厚なチーズの香りが辺りに広がり、とてもワクワクしました。

チーズの表面が少し焦げて、プツプツと軽く泡が出てきたところで、お店のご主人がナイフでトロトロの部分をお皿に削り取ってくださいます。

熱いうちに黒胡椒をかけて、お皿に盛られたじゃがいも、ピクルス、カボチャと絡めていただきました。


ラクレットチーズは初めていただきましたが、濃厚なチーズを熱々のうちに食べることができて、とても美味しかったです。

チーズを温めてお皿に乗せてくれるパフォーマンスも、こちらの気分を盛り上げてくれて、楽しい時間を過ごすことができました。


チーズフォンデュ




チーズフォンデュは、燃料で温められながら給仕されました。

付け合わせは、フランスパン、じゃがいも、人参、トマト、ブロッコリー、リンゴです。


チーズフォンデュはおそらく白ワインで伸ばしているのだと思いますが、白ワインの味はせずに、チーズの濃厚な旨味が全面に表れていました。

ラクレットチーズとは違う美味しさがあり、パンや野菜に絡めていただくと、チーズのまろやかさと優しい甘さが口いっぱいに広がりました。


付け合わせはすべて美味しかったのですが、トマトが意外とチーズフォンデュと好相性で、ビックリしました。

ピザのトッピングに、チーズとトマトがよく用いられる理由がよく分かりました。


赤ワインを飲みながらチーズフォンデュをいただくという、至福の時間を過ごすことができました。


デザート


コーヒー


デザートは、チョコレートソースをかけたバニラアイスと冷凍されたブルーベリーでした。

冷たくてさっぱりとしており、熱々のチーズ料理の締めくくりとして、ぴったりのデザートでした。


コーヒーも香り高く、美味しかったチーズ料理の余韻を味わいながら、ゆっくりと過ごすことができました。



今回は3人で伺ったため、お会計はいつもより高めでしたが、非常に心豊かな時間を過ごすことができました。

東京タワーも近くて、お店に向かいながら東京タワーを間近に見ることができるので、何かの記念日にぴったりだと思います。


外国人のご主人が1人で手際よく給仕してくださり、店内はほぼ満員だったのにもかかわらず、タイミングよく次のお料理を出していただけました。

忙しそうにクルクルと働きながらも、一皿一皿笑顔でお料理を出してくださり、とても居心地が良かったです。


店内にはスイスの写真が飾っており、目でも楽しむことができました。

店内に流れる音楽も、スイスの雰囲気を感じさせるもので、まるでスイス国内のお店にいるような気分に浸ることができました。


美味しかったです。

ごちそうさまでした!!

巨人のシチューハウス【アイルランド料理】

第8回目は、品川区豊町にある「巨人のシチューハウス」さんに行ってきました。


頼んだのは、シチュー+サイド+ドリンクのセット(1,450円 税込み)です。

シチューはアイリッシュラムシチュー、サイドはソーダパン、ドリンクはアイリッシュコーヒー(アイリッシュウイスキー入り)をオーダーしました。


アイリッシュラムシチュー


クセのない厳選したラム肉、玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンを、ハーブと共に長時間煮込んだアイルランドの伝統的なシチューだそうです。


ラム肉がとても柔らかくて、スプーンで大きなお肉のかたまりを、簡単にほぐすことができました。

シチューはじゃがいも等の野菜がたっぷりと入っていて、熱々トロトロでした。

滋味深く、野菜の甘さとハーブの味わいが口の中で広がって、ひと口ひと口噛み締めていただきました。

本当に美味しかったです。


アイリッシュラムシチュー以外にも、ビーフ&ギネスシチューやシーフードチャウダーなど全部で5種類のシチューがあり、すべて食べてみたくなる美味しさでした。


ソーダパン


ソーダパンは、発酵させずベーキングソーダで膨らませるアイルランド伝統のパンだそうです。

パンの外側がスコーンのような食感で、ほんのりと甘く、バターにつけていただくといくらでも食べられるお味でした。

2種類のパンがあり、一つはシチューに合わせると丁度よい感じの甘味の少ないパン、もう一つは単独で食べても美味しい少し甘味のあるパンでした。


アイリッシュコーヒー


なんとセットのドリンクでアイリッシュコーヒーが注文できました。

アイリッシュコーヒーとは、砂糖とアイリッシュウイスキーを入れた温かいコーヒーに、軽く泡立てた生クリームを乗せたホットドリンクのことです。

フレーバーは3種類から選ぶことができましたが、私は「THE CLASSIC」(シナモンやグローブなど数種類のスパイスを効かせたオリジナルフレーバー)を選びました。


アイリッシュコーヒーは初めて飲みましたが、コーヒーとウイスキーの苦味と、砂糖と生クリームの甘味が口の中でミックスして、とても味わい深いコーヒーでした。

一緒に提供されたビスケットをコーヒーに浸して食べると、お酒を使ったお菓子のような味わいになって、非常に美味しかったです。

コーヒーを飲み終わった時には、お腹いっぱいになっていました。


お会計は1人1,450円でした。

シチュー+サイド+ビールのセット(1,700円 税込み)もあったので、次回はそれを頼もうかなと思っています。

給仕をして下さったオーナーさんがアイルランドの方らしく、長身・碧眼・赤い髪で、少しハリー王子に似ていました。

とても日本語がお上手で、帰る時にも明るく「サンキュー!ありがと!」と言ってくださいました。

店内にはアイルランドゆかりの人物の写真や風景画が貼ってあり、見ているだけで楽しかったです。


美味しかったです。

ごちそうさまでした!!

リストランテ サンマリノ 東京【サンマリノ料理】

第7回目は、品川区上大崎にある「リストランテ サンマリノ 東京」さんに行ってきました。



頼んだコースは「前菜9種盛り合わせと

ラザニア・パスタ・ピッツァから2品選べる

プリフィックスコース[リベルタコース11品]」3,000円(税込み)です。

食べログで予約しました。


コース内容は次のとおりです。


前菜9種盛り合わせ

1.サンマリノ産プロシュートコット

2.トスカーナサラミ

3.ホワイトバルサミコのサラダ

4.チロルキャベツ ~クミンとレモンのマリネ~

5.オリーブのマリネ

6.水牛モッツァレラのカプレーゼ

7.フリッタータ ~イタリア風オムレツ~

8.鶏白レバーのペースト

9.ミスト・マーレ ~いろいろ魚介のマリネ~


以下から2品選択

A.本日のラザニア

B.本日のパスタ

C.本日のピッツァ


私たちはラザニアとピザを選択しました。


前菜盛り合わせ


まず、大きなお皿に前菜9種が綺麗に盛り付けられて、運ばれてきました。

どの前菜もとても美味しかったです。

味付けは地中海料理に近くて、野菜もたっぷり入っていました。


プロシュートやサラミは本格的な味でした。

魚介のマリネやカプレーゼはイタリアンに似ていますが、香草が良いアクセントになっていて、微発泡白ワインによく合いました。

サラダやチロルキャベツも酸味と塩味が丁度よくて、夢中で食べてしまいました。


ワインはサンマリノ産の微発泡白ワイン「グリレ」をオーダーしました。



葡萄の品種は、ビアンカーレ、シャルドネ、サンジョヴェーゼだそうです。

青リンゴの香りがして、シャルドネらしいすっきりさがあり、とても美味しいワインでした。

9種の前菜をいただきながら、するすると飲んでしまいました。


ラザニア


次にラザニアが運ばれてきました。

ラザニアには赤ワインと合わせたかったため、グラスで赤ワインをいただきました。

チーズとミートソースたっぷりのラザニアは、熱々で濃厚でとても美味でした。

微発泡白ワインとも赤ワインとも相性がよくて、とろりと熱いラザニアをワインで舌を冷ましながら、ひたすら食べていました。


ピザ


ラザニアの後にピザが運ばれてきました。

窯で焼いた本格的なピザで、少し焦げた生地が香ばしくて、とても美味しかったです。

ハーフ&ハーフになっており、片方がマルゲリータ、もう片方にはチーズ・サラミ・トマトソースが乗っていました。

生地は外側はカリッとしており、内側はモチモチでした。

グラスの赤ワインを追加でいただき、ピザとワインのマリアージュを楽しみました。


ティラミスとカフェラテ


コース料理に追加して、ティラミスとカフェラテをいただきました。

ティラミスはスポンジ生地にコーヒーリキュールがたっぷり浸み込んだ本格的なものでした。

マスカルポーネチーズクリームの甘味とコーヒーリキュールの苦味がよくマッチして、まろやかなカフェラテにぴったりでした。

カフェラテは泡でハート型が描かれており、目でも楽しむことができました。


お会計は、コース2人前+ティラミス・カフェラテ2人前+微発泡白ワイン1本+グラス赤ワイン5杯で約16,000円でした。

コースだけでしたら1人3,000円ですので、けっこうお得だと思います。


給仕の方が日本語の上手な外国の方で、サンマリノ産の微発泡白ワインがとても美味しいと伝えると、嬉しそうに笑ってくださいました。

サンマリノ共和国は現存する世界最古の共和国だそうです。

周囲をイタリアに囲まれた小さな国ですが、店内の調度品からは古き良きヨーロッパの素朴さが伝わってきました。


美味しかったです。

ごちそうさまでした!!